連句の広場を恐る恐る設けてみました。
恐る恐るという中味には色々あります。まず、私が連句の初心者であること、P.C上でどこまで連句が可能なのか、皆目見当がつかないこと、どんな形でやればいいのかはっきりしたものもないことなど探せばいっぱいあります。でもやってみたい、という気持で挑戦するのがこの広場です。私が連句(俳諧)に出会ったのは8年ほど前です。カウンセリングのワークショップに参加した時「俳諧とカウンセリング」という座に居合わせたのが始まりです。その後、ブランクがあり、再びここに来て連句の魅力に引かれているのです。その時、「カウンセリングという言葉は外国から入って来たものだが、日本では江戸時代から日本人の日本人によるカウンセリングがあったのだ」と日本カウンセリングセンターの顧問・友田不二男先生が話されたことを記憶しています。
つまり、カウンセリングは相手の話をよく聞かないと相手の気持に応じることができません。句を連ねて行くことを連句といいますが、単に一人一人が好きな句を作って並べるのではなく、まず最初作った人の句を読んで、その句から連想したことを次の句にして付けるのです。その為には前の句を作った人の気持にどのくらい答えることが出来るのかがポイントとなります。こうして36句続けたものを歌仙といいます。ここが個人で作る俳句との大きな違いでもあります。
その歌仙を縁のあった方とこの広場でやってみたい(歌仙を巻いてみたい)と思っているのです。歌仙を巻くにあたっては、お花やお茶のようにきまり(連句では式目という)が山のようにあります。これを覚えるのがイヤで途中でやめる人もいるくらいです。しかし、考えようによっては式目という枠があるから楽です。規則が全くなかったら、自由のようで不自由なのと一緒で、かえって難しいものです。式目や俳諧の歴史、連句の話などは、そのつどそのつど必要なところで示して行くようにしてとにかく始めてみたいと思います。
興味のある方は、実践コーナーに来て下さい。そして体で俳諧の醍醐味を味わってみませんか。
戻る