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投稿ニュース【1】:JASRACという組織が何をおこなっているかご存知ですか?

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JASRACという組織が何をおこなっているかご存知ですか?

2004年11月3日投稿/11月3日掲載


 JASRACという組織をご存知でしょうか? そうです。日本の音楽の著作権を取り扱っている協会「日本音楽著作権協会」です。
 では、この組織が今、何をやっているのかご存知でしょうか? 一般的には、作詞家や作曲家の作品に対する権利を守る活動で知られている組織ですが、実は、そうした「まともな活動」をする反面で、このJASRACは「著作権」という権利を盾に、日本全国のライブハウスやジャズ喫茶などに対して、法外な著作権料の支払いを命じ、次々と店を潰していっているのです。

 作品を使用すれば著作権料を支払うのは当然なのですが、問題なのはその請求額と徴収手段です。

 詳しく説明すると、長くなってしまうので、簡単にどのような状況かを説明させていただきます。

 例えば、某ピアノバーの3年前からのJASRACからの著作権料の請求です。請求金額は、過去約10年間のピアノ演奏料810万円也です。算出方法は以下の通り(お客がいなくても関係なし)となります。

 生演奏25曲での日額       90円×25曲=    2,250円
 生演奏25曲での月額    2,250円×30日=   67,500円
 年間合計      月額 67,500円×12月=  810,000円
 10年間の請求金額 年額810,000円×10年=8,100,000円

 このピアノバーでは実際には週に4回しか演奏しておりません、また著作権料のかからないクラシックも演奏している為、上記の料金にはなりえません。
 しかし、JASRAC側の調査によると上記演奏曲数から、この請求金額になってしまいます。
 過去10年の間、まったく請求を行わなかったにも関わらず、数年前から全国規模で著作権料の徴収を行いはじめ、上記金額のように実際の演奏とはかけ離れた金額を請求するJASRACという組織をみなさんはどう思われますか? これが著作権を守っているという事なのでしょうか?

 この金額を払って、経営できるお店なんてありません。
 しかし、払えなければ、店をたたむしかないのです。

 また、この支払った金額は何に使われるのでしょうか? 過去10年間の演奏曲などわかるはずもありません。ということは、支払ったお金は作曲者(あるいは作詞者)に支払われる事はないはずです。全てJASRACの収入になるだけです。

 請求された経営者達は、口をそろえて次のように言っています。
「著作権料を払わないつもりなんてありません」「きちんと適正な金額を請求してくれれば払うが、突然のこのような法外な著作権料を払うことは不可能です」と・・・。

 日本音楽著作権協会は文化庁、つまり国の役人の天下り組織である為、放送局に対しても非常に力が強いため、民放では、全て今まで「支払わなかった経営者が悪い」という報道しかしておりませんし、このような高額な請求に関しても全て通ってしまいます。
 そして、裁判でも負けなしです。裁判で負けた経営者は、お店を潰され、死ぬまで毎月2000円の著作権料を支払うことを命じられています(新潟古町通六の「JAZZ・ママ」がそうなりました)。

 新潟のジャズ喫茶SWANは、同じような請求に対して裁判まで行った結果、負けてしまいました。
 この状況が、新潟のメディアや地方新聞等で取り上げられ大きな反響を呼びました。

 ジャズ喫茶 SWANの裁判の結果
 http://www4.ocn.ne.jp/~swan/jasracpage.htm

 現在、このようなことが日本全国のライブハウスやジャズ喫茶で発生しております。

 そして、遂には、障害者達がスタッフとなって行っている非営利目的のチャリティーコンサートも著作権料支払いの対象となってしまいました。
 http://www.rakutai.jp/doc/2004/06/23/003.html

 また名古屋にあるライブハウス「DAYTRIP」もJASRACからの高額な請求により、経営を圧迫されております。
 http://www.aba.ne.jp/~waters/kasugairoom200310.htm
 ※2003年10月22日、PM4:30のコラムに記載

 日本音楽著作権協会が、音楽を広めるためのお店や活動を潰しているという実態。
 ライブで聞いて、曲を好きになって・・・CDを買って・・・という風に音楽を広めることに繋がっている店の数々。そのお店を法外な請求で追い込み、その結果、経営を圧迫し、潰しているというは、なぜなのでしょう。
 勿論、こんな法外な著作権料の支払いを要求するのは、日本だけで、JASRACの存在自体が独占禁止法に触れていると言っても過言ではない状況です。
 でも世間では、このような事が起こっていることすら認知してもらえていません。

 今、私達は署名運動を行っております。
(署名ファイル:http://www4.ocn.ne.jp/~swan/meibo.pdf

 音楽好きな経営者がやっている文化が香るお店が潰されることがないようぜひとも、JASRAC問題について考えていただきたいと思います。
 また、ぜひ署名運動にご協力ください。

関連HPの一例は以下。
http://jam.velvet.jp/copyright.html
http://jam.velvet.jp/copyright-news.html(新潟日報の記事関連)
http://homepage1.nifty.com/azegami/jas.html
http://blog.livedoor.jp/jasrac1/

投稿者:松原さん
11月6日/一部訂正&追加

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