1998年版
ピンクな教育者、四態。
四態
中学教諭が女子生徒に「脱げ」と迫る
東京都葛飾区内の中学校で、42歳の男性教諭が「オレも脱ぐからオマエも脱げ」などと言って、複数の女子生徒に卑猥さをむき出しにして迫っていた事が発覚した。
この「セクハラ」をこえたわいせつ行為に、一部生徒が学校側に詰め寄り、一時期は騒乱状態事になっていたことも9月17日にわかった。このため区教委は同日、この教諭から事情を聴くなど事実関係の調査を始めた。
区教委や学校側などの説明によると、同教諭が2年の学年主任だった昨年、年間を通じてしつこく、当時2年生だった複数の女子生徒に対し、下着の色や胸の形を聞いたほか「見せろ」「脱げ」などとたびたび言って迫っていた事が、今年6月、学校側が3年生を対象に、学校生活について意見を聞く調査をした際に分かったという。
教諭は、そうした発言や行動を認め、「自宅で反省したい」として現在、学校を休んでいるが、生徒に対して「オレも休むからオマエたちも学校を休め」とは言わなかったとか。三態
大学はセクハラの巣窟?福岡大学(福岡市)を卒業生した女性が、在学中に所属していた運動部で元監督の体育学部教授から、宿舎でセクハラ(性的嫌がらせ)を受けたとして、学長あてに調査と対応を求める告発状を出していた。
在学中、元監督から特別練習を指示され、大学宿舎で2週間の泊まり込みをした上で練習をしたが毎晩、元監督が宿舎を訪れ、「マッサージ」と称してスケベなオヤジにありがちなワンパターン行為(下着の上から体全体をいやらしく触り続けるという行為+下着のプレゼント)をしたというもので、女性は怖くなって宿舎を逃げ出し、その後、練習に出ないまま卒業した。当時、別の部員数人も大学側にセクハラを訴えたが、大学は何の調査もしないままだったという。女性は告発状の中で「思い出すだけでも嫌だが、大学は事情聴取せず、元監督も処分を受けていないことに疑念と憤りを感じる」と訴えた。
元監督に「マッサージ」と称して身体全体を触られ続けた女子学生の多くは、不自然で嫌だと感じていたが逆らうのは怖く、単位をもらえない心配もあったので、一応にがまんしていた。実際に学生にとっての監督で教授なら、学生側に対しては強い権限があり、学生が抵抗することは難しい。その立場につけ込んだ教授は、マッサージをしたことや、下着を贈ったことを認めているが、「学生たちが不快に感じているとは気づかなかった。今思えば配慮を欠いていた」と話している、とか。
同大学では他の運動部でも教授によるセクハラ被害の訴えがあり、体育学部教授会の一部から「調査委員会をつくって、広く被害の実態を調べるべきだ」との声が上がっている。
また、他の大学でも「セクハラの被害は、水面下でかなり広がっている疑いがあり、大学として徹底的に調べる必要がある」と学生サイドの訴えが多くなってきている。
二態
アルバイトや副業するな、とは云わないが
教師がテレクラ営業とはねぇ〜。
新潟市内の小学校教員が、教員住宅でテレクラ営業をしていたことが発覚、県青少年健全育成条例(テレホンクラブ等営業の禁止区域等)違反の疑いで警察に逮捕された。
この教員は、大学時代からテレクラを愛用、就職後はテレクラでのアルバイト経験もあり、営業に関するノウハウに精通していたという。平成9年8月ごろから、教員住宅の一室に200万円規模の設備投資をして電話交換機2台を設置、男性客からの電話を女性会員の回線につなぐ「ツーショットダイヤル方式」のテレクラを営業。電話で男性客の相手をする女性会員をチラシなどで募集し、20〜40歳代の女性40〜50人が会員に登録していた。
対応に追われた勤務先の小学校や児童の親たちは、一応に「明るくて生き生きとした好青年という印象。容疑が事実なら人として教師としてとんでもないこと」「面白そうな先生だと子供も喜んでいたのに…。ただびっくりするだけで、子供にどう説明したらいいのか」と戸惑いを隠せない様子だ、とか。
一態
ストリップ見物がイカンともいえないが
時期がね〜・・・。
神戸市立友が丘中学校(神戸市須磨区の連続児童殺傷事件で、関東医療少年院に送致された15歳の男子生徒が通っていた学校)の岩田信義校長が、中学の卒業式があった当日、ストリップショーを見ていたことを写真週刊誌フォーカスがスッパ抜き、市教委は3月18日、目前の3月末に定年退職を控えている岩田校長を謹慎処分にした。
岩田校長は、卒業式のあった3月13日夕刻から大阪市内に出向き、ストリップ劇場で約4時間にわたってショーを見物し、自らの教育者生活の卒業式をしたかったのか、単なるスケベオヤジに戻って舞台上で「アウト、セーフ、よよいのよい」と野球ケンまでしたという。
この問題は「ごあいきょう」ではどうも済まされず、3月18日の神戸市議会予算特別委員会でも取り上げられ、教育長は「生徒や保護者に多大な動揺を与えたことは遺憾だ」と陳謝。当人も「うかつだった」と反省した、とか。