Agri Next選書4
「農の世界」を耕す
発想「転」じて大発見。
この本は以下の4項目で構成されています。
●其の一●
むらざとの転換
枯木又エコミュージアム
豪雪地帯、新潟県の小さな山里・枯木又。そこでは、何も手を加えないこの地域そのものが生きた博物館として、エコミュージアムの里づくりが、17世帯の住民と、交流する200世帯の都市住民との間で、地道に実践されている。「何もしないことする」とは一体何なのか。むらざとの保全とは何かを堂々と問うと共に、発想の転換を見事に提示する。
●其の二●
育(はぐくみ)の転換
草の根農業小学校をつくる農の世界には、産業としての農業を越える魅力や可能性が潜在している。その潜在するものとしての「育の世界」を生業(なりわい)としての農業に見い出し、学校法人・農業小学校づくりがはじまった。
●其の三●
活用の転換
農の世界は「癒し」の宝庫農産物の生産と流通に終始し過ぎた農業の世界。そこに「癒し」の力を見い出し、馬と人の関わりを乗馬療法を軸にし、障害者乗馬に取り入れて積極的にセラピーに取り組む人たちなど、ホースセラピーや園芸療法を中心にリポート。
●其の四●
思考の転換
混沌の時代に生きるヲサ(長)日々の暮らしの中で日常的に気付くさまざまなこと。思考の転換が叶い、自らの中に潜在するありとあらゆる可能性に気付けば、混沌に時代にあっても未来は明るい。桜沢如一氏の愛弟子だった一人の老人が出会った「相似象-カタカムナ」そして日々の暮らしの中から問いかけるものとは。